cockpit: on openSUSE tumbleweed (1)

KVMのWEB管理を求めて、webvirtcloudやProxmox VEを試してきたが次はcockpitを試す。前評判だと結構なスペックを要求されるとか、RHELが前提とかそんな印象を受けていたが如何に。

公式を見ると対応OSはRHEL, CentOS, Debian, Ubuntu・・・。商用じゃないしRHELの開発用サブスクリプション使ってもいいのだろうけど、1年ごとに更新するのがちょっと面倒。CentOSはあれだし情報量多そうなUbuntuかなぁと考えていると一番下に見慣れた∞のロゴ。openSUSE tumbleweedでもサポートは無いが提供はされているようだ。ちょっと前まではtumbleweedでもコミュニティビルドだった気がしたけど今は標準のリポジトリから入れられるのか。それならtumbleweedにしときましょう。クラッシュした時にリモートで直せないとかになると遠方にサーバを置いている身としてはしんどいけど、手元サーバに実験で導入ならとりあえず問題なし。

Install openSUSE tumbleweed: Language

さっそくホストのインストールを行う。後から取ったスクリーンショットなので実はCockpit経由で作ったVMでの収録(前回のDebianもProxmox VEで作ったVM)。

Install openSUSE tumbleweed: System Role
Install openSUSE tumbleweed: Installation Settings

SoftwareはKVMとLanguageでjpnをチェック。あとはIPv4のforwardingも有効にしておく。IPv6は使う予定無いけどこれもforwardingは有効にしておく。

Install openSUSE tumbleweed: Reboot

インストールが完了すると勝手に再起動する。今までの経験だと偶に再起動失敗するので手動で電源オフ・オンをする。

After reboot

再起動完了。次回はcockpitのインストールを行う。中で動いてるのがKVMな点がいいですね。ちょっとお試しで作るVMはcockpitから作ればいいし、常用するVMはコンソール経由でチューニングすればいい。KVMの時に調べたノウハウは当然使えるはずだし。動作はProxmox VEよりちょっと重いけど、今のところは問題なし。VMの画面をWEB経由で表示しているとCPUを使うようだが、そうでなければCockpitは殆どリソースを消費していない。

追記:openSUSEをインストールしたUSBメディアでsmartdが異常値検知をしている。

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Model Family:     SanDisk based SSDs
Device Model:     SanDisk pSSD

232 Perc_Avail_Resrvd_Space 0x0003   000   100   005    Pre-fail  Always   FAILING_NOW 0

原因はS.M.A.R.T.に対応していないからっぽい。次のようにsmartd.confの初めにignoreの設定を追加しておく。これで多分無駄にログ出力されなくなるだろう。

# vi /etc/smartd.conf
/dev/sdd -d ignore
DEFAULT -d removable -s (S/../.././03|L/../(01|02|03|04|05|06|07)/7/01)